貸切バスを選ぶ際のポイントについてしっかりと押さえておこう

貸切バスを選ぶ際のポイントについてしっかりと押さえておこう はコメントを受け付けていません

最終更新日 2023年3月22日

日帰りの旅行や観光など、比較的大人数で貸切バスを借りたいと考えているケースも多いことでしょう。
このような時にどうやってバス会社を選べばよいのか分からないという人は多いものです。
どのようなポイントを押さえて選べばよいのかなど、しっかりと把握しておくことが求められます。
貸切バスを選ぶ際には、四つのポイントについて押さえておく必要があるでしょう。
それぞれの項目をしっかりと確認した上で、自分たちの条件にぴったり合っているかどうかで、レンタルする場所を決めることが求められます。

バスのレンタル料金

まず最初に気になることとしてバスの料金が上げられます。
バスのレンタル料金については、法律でも定められている基準があり、それよりもレンタル料金が極端に安い場合には十分な注意が必要です。
貸切バスのレンタル料金は、法律により最低金額と最高金額が決められているので、価格を下回ったり上回るような会社の場合には、法律を守っていないということになります。
このようなことでは、安全性や信用性には大きくかけるということになります。
レンタル料金を低くすれば確かに利用者が増えるかもしれませんが、このような安易な経営方針があれば、バスの運転手が過酷な労働環境を強いられている可能性も考えられます。
貸切バスの種類によっては確かに安くなることもあるかもしれませんが、どれだけ利用するのかの時間や、どこまで移動するのかの距離ごとの料金の目安はしっかりと確認しておく必要があります。
利用時間や距離ごとの料金の目安としては、乗車人数が45人までの大型バスの場合には、およそ10万円から13万円ほどです。
乗車人数が27人までの中型バスとなると、およそ8万円から11万円、乗車人数が25人までの小型バスは、およそ7万から10万円です。
乗車人数が20人までのマイクロバスとなると、およそ7万円から10万円程で、多くは10万円以内に収まることでしょう。
ここにはバス会社から乗客を乗せる場所までの移動にかかる費用は含まれていません。
レンタル料金は距離や利用時間だけではなく、バスの種類やバス会社ことに大きな違いが見られます。
利用する季節により料金も異なり、利用者が多い繁忙時期と閑散期では、場合によっては1日あたりのレンタル料金が2万円も変わることがあります。
できるだけ料金を抑えたいと言うのであれば、利用者の少ない季節を選ぶことも一つの手段となります。
利用者が比較的少なく料金を抑えられるのは、1月から4月や6月半ばから7月半ば、12月などが該当します。
4月中旬頃から6月中旬頃のゴールデンウィークを挟んだ時期や夏休み期間中などは、繁忙期にあたり料金が高くなる傾向にあるため十分に注意しましょう。

<参考>貸切バスの車種別による料金や人数の違い【大型バス・中型バス・小型バス・マイクロバス】

安全性

次にやはり安全性については確認しておきたい所と言えるでしょう。
2011年には貸切バスの事業者の安全性を評価する認定制度が始まったので、こちらもしっかりとチェックしておきたいところです。
有料貸切バス会社だと認定されると、星がひとつ、2年に一度更新を行い高い安全性が継続できていると認められると星が二つ、そして三つまで星の数が増える事が一つの特徴となっています。
星をもらっている会社は、国土交通省などのウェブサイトなどにも会社名が公表されているのが特徴です。
安全性を重視しているか、具体的に安全性のレベルが上がるような工夫がなされているのかが確認のポイントであり、安全評価認定を受けていれば、やはりこのような所から選びたいと誰もが思うものです。

バスの設備で選ぶ

そしてバスの設備で選ぶことも一つの手段となるでしょう。
バスの設備といっても様々なものがありますが、基本的なもので言えばトイレを始めとし、リフトがついていて車椅子やベビーカーでも乗り降りがしやすいものなどが該当します。
トイレやリフトなどがついているバスは、管理するバス会社がそれほど多いわけではありません。
予約も比較的取りにくくなっているため十分な注意が必要です。
このような設備の整うバスをレンタルできる会社の場合には、顧客のニーズに応える努力をしていること、車椅子やベビーカーを使う顧客からは人気を集めている特徴があるとも言えます。
顧客の立場に立ってサービスを考え提供しているので、ある程度の信頼はでき、安心してレンタルすることができると言えるでしょう。

車庫の位置

最後に車庫の位置も確認したいところです。
時間単位で料金が発生することになる為、旅行先と車庫の位置を確認することが重要です。
車庫で安全点検を行い、到着した後に乗客を降ろし車庫に帰るまでの時間、そして最終点検が終わる時間が加算されることになるのです。
このようなことから乗客を降ろす場所から車庫までの距離ができるだけ近い方が、料金を節約することにも繋がります。

まとめ

このように選び方は四つのポイントをチェックするべきだということがわかります。
これ以外にもレンタルするタイミングや交代する運転手が何人いるのかなどにより料金も異なるので、選び方のポイントと合わせてしっかりと確認しておきましょう。