最終更新日 2024年12月3日
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■建設会社の分類について
住宅を建築しようと考えている場合には建設会社を選ぶ必要がありますが、建設会社には大きく分けて2種類存在しています。
一つはハウスメーカーで、もう一つが工務店になります。
住宅を建てる時にはかなりのお金がかかりますので、建設会社を選ぶときには慎重に選びたいものです。
そこで、それぞれのメリットや問題点などを見ていく必要があるでしょう。
規模が大きいハウスメーカーの特徴
まずハウスメーカーは、一般的に日本全国に支店を持っており、規模が大きいのが特徴になります。
工務店と比べると工務店は地元密着型のことが多いですが、ハウスメーカーは全国規模でテレビコマーシャルをやっている会社や、新聞の1ページを使って広告を載せているようなところも少なくありません。
そのため、よほどマイナーなところでない限り知名度が高いのが特徴です。
知名度が高いことの裏を返せば、それだけ財政がしっかりしている可能性が高く、途中で倒産したりする可能性が低いことがわかるでしょう。
途中で倒産しないことは、非常に大きなメリットになります。
例えば、住宅を建築した後にはメンテナンスなどを業者で行いますが、建築した会社が直接メンテナンスを行うとすれば自分たちで建築した住宅ですので問題点などが把握しやすくなります。
また、建築した会社だからこそ、無料で点検パックなどを付けてくれることもあり、ほとんどお金を出さずとも定期的に点検をしてくれるでしょう。
何か問題があった場合には、格安で修理をしてくれる可能性もあります。
・建築してから完成するまでの時間が早い
もう一つは、建築してから完成するまでの時間が早いことです。
例えば、住宅を建築してから2カ月程度で完成することが多く、建築し始めてから住むまでに時間がかからないため、希望の家に早い段階で住むことが可能です。
なぜこのようなことが実現可能かといえば、ハウスメーカーの場合は、すでにある程度の形に仕上がっている住宅を販売しているからです。
もちろん注文住宅である以上は家主の希望通りの住宅にすることも可能ですが、枠組み自体はすでに決まっており全くゼロから設計するわけではありません。
以上のようなメリットに対して、ハウスメーカーの問題点は費用がかかることです。
ハウスメーカーで住宅を建築してもらう時に工務店などに比べると費用がかかりやすい理由の一つが、ブランドを所有しているからです。
それぞれハウスメーカーでは、商品をパッケージ化していることが多いためそのパッケージ自体がブランド化に貢献しているわけです。
顧客からすれば、そのブランドを購入するわけですので、やや割高になってしまうでしょう。
ハウスメーカーに比べると規模が小さい工務店の特徴
工務店の方は、ハウスメーカーに比べると規模が小さいのが特徴になります。
中には、全国規模の工務店もあり知名度の高いところもありますが、そのような工務店は例外的で大抵は地域密着型になっています。
一般的には、下請け業者に依頼して住宅を建築してもらえますが、中には自分たちが自ら大工道具を持って建築することもありますので非常に様々な種類があるといえるでしょう。
工務店のメリットの一つは、要望に対して柔軟に対応してくれるところです。
ハウスメーカーの場合はパッケージ化された住宅に手を加える形になりますので、初めから形ができあがっています。
ですが、工務店の場合は最初から形が決まっていませんのでかなり自由に建築をすることができるのが特徴です。
そのため、様々な要望を出すことができ、法律と予算の範囲内で自由に設計することが可能です。
結果的に家主にとってより理想的な住宅を建築することができ、愛着がわきやすくなります。
・地元密着型なので安心
もう一つのメリットは、地元密着型なことです。
地元密着型ですので、その地元のことをよく理解しており住宅建築にもその知識と経験を反映させてくれるため、より住みやすい住宅にすることが可能になります。
例えば、海の近くの住宅であれば潮風が吹いてくるため住宅の鉄の部分が劣化してしまう可能性が高くなります。
よそから引っ越してきた人やハウスメーカーの場合はそこまで細かいこだわりはないためさびつくことを気にしませんが、地元密着の工務店の場合には細かいことに対応してくれさびにくい素材の鉄を利用してくれる可能性もあります。
また、保証がしっかりしていることも工務店の特徴です。
工務店の場合は、最初の5年間だけ保証してくれるわけではなく20年以上保証してくれることも考えられます。
特に、質の高い素材を使っている工務店の場合は、サービスとして30年以上無料で点検などをしてくれるサービスがあります。
このようなサービスを利用することで、長年にわたって一つの住宅に住み続けることができるでしょう。
これに対して、工務店のデメリットは、ハウスメーカーに比べると資金が少ないため10年以上先にはなくなっている可能性もあるかもしれません。
また、住宅を建築するときの工期が長くなってしまい、なかなか新しい住宅に住むことができないことも考えられます。
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