介護施設はさまざまな選択の組み合わせで選ぼう

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最終更新日 2024年4月20日

介護施設の種類

ひと口に『介護施設』と言っても、さまざまな種類があります。
かつては『老人ホーム』、『高齢者施設』と一括りにされていましたが、現在は平均寿命が延び、高齢者の健康状態がさまざまに細分化されていることから、対応する施設が増えています。

まず特別養護老人ホームは介護老人福祉施設とも呼ばれ、こちらは食事や排泄といった生活に関して密接に介護が必要とされ、自宅では暮らせないと認定された方が入居する施設です。
入居中に病気を発症し医療的なケアが必要になる場合には病院と連携しますが、基本的には生活施設という位置づけです。

また、介護老人保健施設は介護認定を受けているが、症状が安定して入院するほどでない状態の高齢者を受け入れる施設です。
医療ケアや症状に応じたリハビリを受けることができ、自宅へ戻ることを目的に生活しています。

また、自宅へ戻ってからもショートスティや通所などで活用されており、多くの高齢者が利用しています。

グループホームも人気がある

また家族のいない独居老人が増えている現在、まだ元気で暮らせるけれど、一人では何かがあった時に不安、という方が集まって暮らすスタイルのグループホームというものがあります。

介護の専門知識のあるスタッフが常駐し、入居者が個々に自立しつつ食事や清掃などを協力しながら生活していく、ということで、比較的気軽に入居できる施設であると人気になっています。

資金に余裕があれば有料老人ホームも良い

また、老後の資金に余裕がある場合にはケア付きマンションと呼ばれる有料老人ホームがあります。
施設は最初からバリアフリーをコンセプトにした仕様で作られ、医師、介護スタッフが常駐し、病院とも提携していることから、元気で過ごせるうちには自由に暮らし、病気になった場合や要介護、さらにその度合いが進行していった場合にも心配なく手厚いケアが受けられるシステムですが、潤沢な資産があったり、自宅を処分して入居する場合なら快適な選択となることでしょう。

しかし、年金や退職金に希望が見いだせない現代、そしてこれからは、希望する人すべてがそういった選択ができるわけではありません。
また、長い老後で誰かの世話を受けながら暮らしていく時間は長期化していく傾向にあります。

自立しているときにはその生活を尊重し、さらに介護が必要になった場合にはその要介護認定の度合いを見ながら、ケアマネージャーや福祉事務所、病院などのプロのアドバイスを受けて、経済状態や家族関係などの状況も鑑み、その人が必要なケアと場所、サービスを組み合わせていくことが大切となっているのです。

 

出典サイト

1.介護不動産投資